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フリーランスになって気がついたら半年経った。
案件を抱えての独立だったため、最初は目の前仕事をこなす事で手一杯。
その後は「仕事の谷」といえる悠々とした時間。
この頃はまた、緩やかに仕事の山の部分がやってきた感じ。
はじめの頃は会社勤めと個人の仕事をしていた頃と何ら変わりない価値観だった。
売り上げや生活を気にするより、仕事の進行管理を気にしていれば良かったし。
「フリーランス」という自分の名前の屋号で仕事を始め、自分の身を自分で守り、自分の先行きを自分で指し示すような不安定な位置に対するプレッシャーが、フリーランスになったときの最初の壁と思う。
けれど私の場合は恵まれた事にその辺に関する危機感が既にある程度麻痺してしまっている。
将来に対する、漠然とした不安はもちろん感じるが危機差し迫るような不安感は、イラストレータ時代(アーティストぶっていた21〜24才くらいの頃)に減価償却してしまったのだ。
案ずるより産むが易し、慣れるより他ない問題だと割り切れるほどに不安の荒波に揉まれ済みだ。(笑
デザイナーやイラストレータというのは、パン屋さんやお魚屋さんとは違い、社会的に安定した価値観やカタチがあるようでないような商品を売る商売だ。
作る人によってかかる時間も値段も全然違う。
自分のレベルのセグメントなんて、お客さんが決めるべきだけれど、製品に一定した物差しをあてられないから制作者の方で決めるより仕方ない。
商売ではあるけれど、商売を考えては行けない微妙な職業でもあると思う。
効率や労働時間が製品の質が左右されるかというと、それだけじゃない。(そうじゃないとは言わない)
作っているひとの作業時間やひらめきによるところがとっても大きい。
私と人間を養うために、
私という屋号を育てるために、
私という資産を活かすために、
必要な金額って労働時間って?
会社に勤めていた頃は意識しなくていい問題だった。
生活自体は勤務先に赴く事である程度保証されていたからだ。
あとは自分のプライベートな時間を、気の向くままにつぎ込むだけだ。
締め切りはあるけれど体力の続く限り働けばそれで良かった。
でも今は、それがある程度対価と見合っていないと、いけないわけだ。
当たり前の事だが最近ハッと気がついた。
金額と自分の労働時間。
労働時間の中に自分の体力を切り崩して、私は日銭を生んでいるという事実。
それと、
「商売ではあるけれど、商売を考えては行けない微妙な職業」
相反するけれど、どちらかを無視して成り立たない個人商店。
どうするか答えは明白だし、正論はそれしかない。
ただ、言うは易し、行うは難し、覚悟がいる事で、
基本中の基本過ぎて忘れてしまいがちだ。
独立半年を記念して、私から私へ。
「もっと素早く、これ以上思いつかないってくらいの尽くせる手を尽くせ」
持ってる能力は全部出し尽くす事。
モノを作る事以上に、お客さんの期待と信頼を絶対に裏切らない事。
納品物は誠意である事。
がんばれ、個人事業主。
案件を抱えての独立だったため、最初は目の前仕事をこなす事で手一杯。
その後は「仕事の谷」といえる悠々とした時間。
この頃はまた、緩やかに仕事の山の部分がやってきた感じ。
はじめの頃は会社勤めと個人の仕事をしていた頃と何ら変わりない価値観だった。
売り上げや生活を気にするより、仕事の進行管理を気にしていれば良かったし。
「フリーランス」という自分の名前の屋号で仕事を始め、自分の身を自分で守り、自分の先行きを自分で指し示すような不安定な位置に対するプレッシャーが、フリーランスになったときの最初の壁と思う。
けれど私の場合は恵まれた事にその辺に関する危機感が既にある程度麻痺してしまっている。
将来に対する、漠然とした不安はもちろん感じるが危機差し迫るような不安感は、イラストレータ時代(アーティストぶっていた21〜24才くらいの頃)に減価償却してしまったのだ。
案ずるより産むが易し、慣れるより他ない問題だと割り切れるほどに不安の荒波に揉まれ済みだ。(笑
デザイナーやイラストレータというのは、パン屋さんやお魚屋さんとは違い、社会的に安定した価値観やカタチがあるようでないような商品を売る商売だ。
作る人によってかかる時間も値段も全然違う。
自分のレベルのセグメントなんて、お客さんが決めるべきだけれど、製品に一定した物差しをあてられないから制作者の方で決めるより仕方ない。
商売ではあるけれど、商売を考えては行けない微妙な職業でもあると思う。
効率や労働時間が製品の質が左右されるかというと、それだけじゃない。(そうじゃないとは言わない)
作っているひとの作業時間やひらめきによるところがとっても大きい。
私と人間を養うために、
私という屋号を育てるために、
私という資産を活かすために、
必要な金額って労働時間って?
会社に勤めていた頃は意識しなくていい問題だった。
生活自体は勤務先に赴く事である程度保証されていたからだ。
あとは自分のプライベートな時間を、気の向くままにつぎ込むだけだ。
締め切りはあるけれど体力の続く限り働けばそれで良かった。
でも今は、それがある程度対価と見合っていないと、いけないわけだ。
当たり前の事だが最近ハッと気がついた。
金額と自分の労働時間。
労働時間の中に自分の体力を切り崩して、私は日銭を生んでいるという事実。
それと、
「商売ではあるけれど、商売を考えては行けない微妙な職業」
相反するけれど、どちらかを無視して成り立たない個人商店。
どうするか答えは明白だし、正論はそれしかない。
ただ、言うは易し、行うは難し、覚悟がいる事で、
基本中の基本過ぎて忘れてしまいがちだ。
独立半年を記念して、私から私へ。
「もっと素早く、これ以上思いつかないってくらいの尽くせる手を尽くせ」
持ってる能力は全部出し尽くす事。
モノを作る事以上に、お客さんの期待と信頼を絶対に裏切らない事。
納品物は誠意である事。
がんばれ、個人事業主。
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- コヤナギ ユウ YU KOYANAGI
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Yu Koyanagi:Graphic Designer, Illustrator, Editor, Blogger
twitter. @KoyanagiYu・instagram.com/koyanagiyu/
The chief editor for Tokyo Nylon Girls.(http://nylongirls.jp/) The world Chengdu panda ambassador semi-finalist (2012). Special knowledge in Shinto culture.(I have license for Shito knowledge test!) Love coffee and chocolate. (I don't drink alcohol unfortunately)
コヤナギユウ
デザイナー、イラストレーター、エディター。
yours-store代表、東京ナイロンガールズ編集長。77年新潟生まれ。生クリームとマヨネーズが苦手で英語が不自由。コーヒーとチョコレートが好きな、神社検定3級、世界成都パンダ大使セミファイナリスト、カナダ観光局公認ブロガー観光大使。 >>くわしく - @KoyanagiYuさんのツイート