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2007.08.20 Monday

[2007BALI] 7日目:急きょカーチャーター 山エリア観光

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Koyanagi.com引っ越した
out of キンタマーニ

簡易的な小屋はなんだか「作戦」と「冒険」のにおいがする。

昨日教えてもらった、竹で出来た2階建ての、
とびっきり景色のいい「秘密基地」は
彼のココロを捉えていた。

朝食の後の散歩が日課になっており、
「あの秘密基地か、小学校に行きたい」
と、彼。

小学校は、あのときたまたま休み時間だけど、
授業中なら迷惑になるから、小屋に行こうと私が言った。

轍がはっきりと分る砂利道は、石ころやら犬の糞やらゴロゴロしていて、
昨日自転車で通ったときより遠く感じた。

人の畑を抜けてあの小屋へ行くのだが、
途中でその畑の主とおぼしきバリニーズに声をかけられ、
小屋を案内してもらった。

朝は特にコミュニケーション能力の劣る私。

カタコトの日本語も、英語もめんどくさかったので、
スカートをはいていることを理由に小屋には登らず、
ひとりで周りの畑や植物、虫を見て回っていた。

きっと、今日はおしゃべりに講じることなく、
ゆっくり秘密基地を楽しみたいと思っていたであろう彼も
ちょっぴり地元の人の歓迎に戸惑いながら、なにやらお話ししていた。

午後はまたカーチャーターの約束がある。
バリの時間はゆっくり流れてはいるが、それは心の中のはなし。
時計の針の一分一秒は等しく流れているわけで、
うっかりしていると思っていたより時間が経っていることもしばしばだ。

時計を持っていない私は、時折櫓の上の彼に時間を尋ねて、
二人の会話に水を差していた。
それほどはかどっている風でもなかったし。

バリの人は確かに優しい。
特にウブドの方はビーチエリアに比べてゆったりとしている。
でも、格好客と地元民、日本人とインドネシア人。
経済格差と立場の違いがある以上、その友情はたまに「生活」に密着する。

詳しくは分らないがなかなかはなしが切り上がらない彼らに
大きな声で「そろそろ時間だねー」と声を掛け、櫓から降りて来てもらった。

櫓の上にはテーブルがあり、
そこにどさっと束になったバニラビーンズが置いてあることは知っていた。

「あのバニラビーンズ渡されてさ、10万ルピアって言われちゃったよ」

幸い朝の散歩に財布を持ち合わせておらず、あっさり交渉は破綻した。
「友達」に金銭の影が見えないのが友情だと私たちは教えられて来たが、
それが成立するのは、
ただ働くだけでこうやって海外に来れるような生活をしているからだ。

一番大切な人達を守ろうと、打つ手を打つのは当たり前のことで
彼らが私たちを友達と呼ぶのは間違ったことではないのだ。
私たちは恵まれていて、ここは異国のなのだと思う。

さて、ホテルに戻り、
山エリア観光のためにカーチャーターを利用する。

今回も突然手配した。
例の「ひまトラ」は連絡がつかず、今度はバリで見つけたところ。

バリの観光客の多くはオーストラリア人か日本人である。
だから日本人向けの無料情報紙が沢山出回っていて、
そこの広告で見つけたところ。

トヨタの安定感のある4WDでその車は現れた。
会社の名前は失念してしまったが「バリウォーカー」で
ひと際大きな広告を毎回掲載しているところなのですぐ分るだろう。

バリで車を持つのは大変なことだ。
もちろん、車自体も高級品だがガソリン代が問題らしい。

バリ島はインドネシア内からガソリンが取れるらしく、
以前は5円/lだったのが今や20円/l。
維持費がバカにならないので車を手放し、
みんなバイクへ切り替えたそうだ。

ちなみに、町中で見かける黄色い液体が入ったたくさんの瓶は、
お察しの通りガソリン。

バリではガソリンスタンドがそれほど多くなく、
いつも混んでしまうので街の修理工で
ガソリンを買い求める人が多いのだとか。

ただし、安い分不純物が多く故障が耐えないため、
修理工はいつも忙しそうである。

さて、今日は噂では高地ゆえに広がる湖と山、
空のコントラストが
この世のものとは思えぬと言うキンターマーに高原へ。

最初、旅程に入れていなかったのだが、
何人かのガイドさんの話を聞くうちに
すっかりその気になってしまった。

本当は近くにあると言うバリ植物園にも行きたかった、
129ヘクタール(東京ドーム32個分)という敷地の広さに
半日観光はムリと諦めまたの機会に。

この日は不安定な天気。
時折雨をパラつかせながら山道を進む。

かなりの高度をぼんやりと体感していたら、
突然視界がパッと開けた高台に出た。
開けた空間のあの先にあるのが「キンタマーニ」だ。

計算された演出のように、
突然目の前に現れた絶景に興奮していると、
写真を撮りやすそうなところで一旦車を止めてくれることに。

「キンタマーニの物売りさんは、バリで一番しつこいです。
絶対に商品を触らないでください。」

とガイドさんが言う。

観光地としてのキンタマーニはまだもうちょっと先だと言うのに
車を待ち構える物売りさんの人だかりが確認できた。

路肩に停めて車を降りるや否や
「シェンエン!ジェンブ!コレジェンブシェンエン!」
「ヤシュイよ!ヤシュイよ!」
の洗礼を浴びたのだが驚くことに彼らはコドモだ。

ガイドさんが何やらコドモ達に告げるとヨシ来たとばかりに
「チョンウォン!チョンウォン!」
と言い始めたコドモ達。

気を使ったガイドさんが

「彼らに“彼女は韓国人だ”と言いました」

というのがおかしくて笑っていたら
すぐさま日本人だと気がついて

「シェンエン!ヒャクエン!」

と切り替えて来て、
おかしくて、キンタマーニどころじゃなかった。

車に戻り、いよいよ本当のキンタマーニ高原に着くと、
そこは先ほどとは違った
プロの風格を漂わせた物売りさんがワンサカ。

とても優雅に湖を鑑賞とは行かないので、
昼食がてらテラスの着いたレストランへ。
キンタマーニではその物売りさんのスキルの高さから、
レストランでの観光が一般的だそうだ。

駐車場内にもたくさんの物売りさんが居て、
じっとしていたらあっという間に囲まれる。
さながら
ハワイ帰り芸能人を待ち構える成田のリポーターのようだ。

状況を置き換えれば何事も笑いごとだ。

キンタマーニは残念ながら曇っていて、
標高が高いせいで発生した分厚い雲が、山並みをしっかり隠し、
湖に大きな影を映している。
衝撃で言えば北海道の三国峠の方が強い。
次回は是非、天気のよいときにでも。

そしてお次ぎはガイドさんおすすめの「ティルタ・エンプル寺院」へ。

豊富なわき水があることから「豊作の寺院」とされているお寺。
人々に不思議な力を与えるマンクーが使う「聖水」のように
水は大変神聖なものと考えられている。

この日も、寒空の中沐浴する村人がたくさん居た。
大の男が身体中に鳥肌を立てて、唇を真っ青にして、
沐浴の順番を待っている。

コドモも寒さのあまり直前まで泣いている。

でも、ひとたび水の中に入って、
聖水が湧き出る注ぎ愚痴に向かうと、
ちっちゃな子もしっかり丁寧にお祈りをしていた。

(ガイドさんは写真撮って良いですよって
言ってくれるけどどうなんだろうね)

ちなみに、
敷地の上の方がスカルノ元大統領(デビィ夫人のだんな)の
別荘が建っているのだけれど、
現代建築で超立派!
現在は政府のレストハウスとして利用されているらしいが、
権力者の凄さを感じるよ。

ヒャクエンじゃ買えません寺を出ると迷宮のような
露店!露店!露店!

軒先から呼びかける
「ヒャクエン!ヒャクエン!」
の声にガイドさんも

「ヒャクエンじゃ、バリでも何も、買えません」

と静かにつっこんっでいた。


今度はウブド市街地に戻り、観光。
ガイドさんとはウブド王宮で待ち合わせ、二人で歩く。

街の中をプラプラ歩いていたら
サッカー場で中学か高校の試合が行われていて、
明らかに親族でも何でもなさそうなバリ人達が白熱!

サッカーを見たいと言う彼を置いてお店を見て回る。

ビーチエリアに比べて市街地ものんびりしたウブド。
ホントにただの田舎町が、
観光客で栄えたのでオシャレで小綺麗なお店が多い。

スミニャックみたいに都会的でもないし、
良いテンションだと思った。

かわいい小道が合ったので、
ふらりと引き寄せられるとそこは小さなホテルの入口で、
「この先はプライベートだよ」と言われ、慌てて引き返す。

注意して歩いていると欧米人向けの小さなかわいい宿が沢山あった。

バリのホテルでは、
宿泊を決める前に「部屋を見せて欲しい」といえば
よっぽど忙しいとき以外、気さくに見せてくれるそうだ。

バックパックな旅だったら、そういうのも楽しいだろうね。

適当にサッカー場へ戻ると彼が興奮していた。

「ハーフタイムにみんなボールで遊んでてさ、
ボールがこっちに転がってこないかなと思ったらホントに来て、
2.3回リフティングして返したらヒーローになったよ!」

私は彼のそう言う人なつこさを本当に尊敬している。

そのリフティングだって、
ダーユさんの家へ遊びに行くことだって、
彼が居なければ成立しなかっただろう。

もし私のところにボールが来ても、普通に戻して終わりだ。
そもそも「観戦する」という選択さえしないし。
最初の警戒心が強くて人と話さない私にはなし得ないことだ。
こういうことがひとりじゃ出来ないことで、
二人旅の醍醐味だろうなと思う。

街の中をプラプラして、
やがて疲労し、行ってみたかったカフェ、
ライステラスが美しい「パラダイスカフェ」へ。

田んぼの上にやぐらを組んだような年季の入った席を選び、
私はバニラシェークを、彼はビンタンビールを頼む。
正直、彼はバリでビンタンビールと水しか飲んでいない。
ちなみに、ビンタンとは星、と言う意味。

多毛作のバリの田んぼは、ワンシーズンに3回程収穫期を迎える。
気温が安定しているから、
その収穫時期は畑の主に寄ってバラバラ。

田んぼが美しい緑か、
黄金の穂並みか、
はたまた刈り取られたボーズ姿かは、運。

幸運にもガイドブックのような
新緑のライスフィールドにため息を覚える。

日も暮れる頃、突然の雨。
すぐに止むと思っていたが、強い雨脚はなかなか去らず、
やがて待ち合わせの時間に。

彼がカーチャーターの会社に電話して、
このカフェに迎えに来てもらうことに。
ガイドブックに載るような
有名なカフェなのだが、一向に車が現れない。

店員さんに電話を変わってもらい、道を説明してもらった。

夕食は帰り際、ワルンでまたバビグリンを購入。

ねぇ、良いけどさ、私の誕生日ディナーっていったいいつになるのかな。

next最終日 ラストはお土産購入後、地元民気取りで へつづく
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この旅行記のINDEXはこちら。
読書[2007BALI] 7泊8日バリ旅行記INDEX

ご注意
このバリ旅行記は2007年7月下旬〜8月上旬に行った記憶を元に執筆しています。
自分の主観と本で読んだこと、現地で聞いたことなどをベースに記載しているので記憶違い、受け取り違いなどある場合があります。鵜呑みにせず「トモダチの土産話」程度に、気楽にお読みください。


すいません、今回の写真はレンズが曇ってます…

キンタマーニ高原
今回は曇っていて壮大さが半減のキンタマーニ高原。噂によると心霊スポットでもあるとか、ないとか。

ティルタ・エンプル寺院
沐浴所は左右で男女に分かれていてこれは男性の方。この日はホントに寒かった。

ティルタ・エンプル寺院のわき水
マンクー以外は入れない神聖な水が湧き出ているところ。もこもこしてるところから、水が湧いてます。

ウブドのアヒル
交通量は多いけどスピードは出ていないバリの車とバイク。アヒルがうっかり道を横切っても動じません。何故か誇らしげなアヒル。

パラダイスカフェ
誇らしげに鎮座している彼は広隆寺の弥勒菩薩に顔が似てる。

パラダイスカフェのバニラシェイク
うかれた感じのバニラシェイク。シズってますか?

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コヤナギ ユウ YU KOYANAGI
KoyanagiYu Yu Koyanagi:Graphic Designer, Illustrator, Editor, Blogger
twitter. @KoyanagiYuinstagram.com/koyanagiyu/
The chief editor for Tokyo Nylon Girls.(http://nylongirls.jp/) The world Chengdu panda ambassador semi-finalist (2012). Special knowledge in Shinto culture.(I have license for Shito knowledge test!) Love coffee and chocolate. (I don't drink alcohol unfortunately)

コヤナギユウ
デザイナー、イラストレーター、エディター。
yours-store代表、東京ナイロンガールズ編集長。77年新潟生まれ。生クリームとマヨネーズが苦手で英語が不自由。コーヒーとチョコレートが好きな、神社検定3級、世界成都パンダ大使セミファイナリストカナダ観光局公認ブロガー観光大使。 >>くわしく
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