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2009.11.10 Tuesday

「悩む力」言葉ひとつ、当たり前ひとつ、実はそれぞれ解釈が違う。

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評価:
姜 尚中
集英社
¥ 714
(2008-05-16)
コメント:はやりのHOW TOものかと思ったら大間違い。この本自体が姜 尚中の「悩む力」の結晶でした

私の能力をなるべく冷静に棚卸ししたとき、
やっぱり「制作」という仕事がいちばん効率よく
お金を稼ぐことが出来るのだと結論付けた。

「制作」とひと言にしたところで内容は幅広いのだが、
デザインだけでもエリートコースを通って来た人には負けてしまうし、
イラストだけでももっともっと上手でキャッチーな人は目眩がするほどいる。
あっという間に三十路もポイッと通り過ぎた私は
もはや制作業界の中では若くもないだろう。
若くもなければ安くもなく、特色を持たねばと思った。

私の面白味とは考え方と行動力だと思う。

有言実行のつもりはないのだが、どうやら先天的に冗談が通じないらしく、
口に出したことは全部決定事項だったりする。
決断にはカロリーを使うが、時間がかからない。
それは私なりの「考え方のロジック」があるから。
まずはこれを切り出して、ひとつの商品にならないかと考えている。

そんな話をしたときに、
理系脚本家の友人・岡本貴也氏にこの本を勧められた。
2009年度上半期の新書ベストセラー「悩む力」

著者の姜尚中(カン・サンジュン)は在日二世の政治学者だ。
「朝まで生テレビ」とかで枯れ専ぶりを披露しているナイスミドル。
落ちつたい低音の語り口が印象的だ。

タイトルと「売れている」という事実と、岡本氏の推薦だけで手にとったので
中身をまったく把握しておらず、てっきり流行のHOW TO本かと思ったら大間違い。

この本自体が姜尚中の「悩む力」の結晶といって良いだろう。

目次では「悩み」を10この章に分けて書き進めている。

序章「いまを生きる」悩み
第一章「私」とは何者か
第二章 世の中全て「金」なのか
第三章「知ってるつもり」じゃないか
第四章「青春」は美しいか
第五章「信じるもの」は救われるか
第六章 何のために「働く」のか
第七章「変わらぬ愛」はあるか
第八章 なぜ死んではいけないか
最終章 老いて「最強」たれ

……目次だけみるとさっぱりですが、
答えかなにかが書いてあると思って読んでみてもさっぱりです。
疑問に思い悩んだと言うだけでその「力」さえ感じる。
それぞれの章のキーワードを挙げるならこんな感じだろう。

序章 現代社会について
第一章 自分(らしさ)について
第二章 金について
第三章 情報と知識について
第四章 人生の「華」について
第五章 宗教・スピリチュアルについえ
第六章 仕事・労働について
第七章 愛について
第八章 自殺について
最終章 老いと死について

最初に書いた通り、この本に何かの「答え」が載っているわけではない。
また、これらの問題についての取り組み方が載っているわけでもない。

私が自分の「悩み」を細分化したとき、もっと簡単に
・仕事
・人間関係
くらいにしか分けられないが、
こうやって議題を突き付けられるとなるほど、考えれば考えるほどに面白い。

「自分(らしさ)」「仕事」「愛」なんて、語り尽くされすぎて食傷気味な題材であるはずなのに、よくよく考えてみるとその言葉の受け取り方、解釈方法が人によってバラバラだ。
まずは自分の中にある、その事柄の「意味」「当たり前」を探ってみよう。
そして、その「当たり前」と照らし合わせれば「目標」みたいなものが見えて来て、
自分の理想だったり、大切に思っていることだったりが浮き上がってくるから面白い。

姜尚中の考え方に同意できるかどうかは別として、
それぞれの中に「当たり前」と思っていた事柄を、
目の前に出してじっくり観察することで
確かに「悩む力」は鍛えられるかもしれない。

本の参考……というよりは、ブログのネタに最適だ。
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コヤナギ ユウ YU KOYANAGI
KoyanagiYu Yu Koyanagi:Graphic Designer, Illustrator, Editor, Blogger
twitter. @KoyanagiYuinstagram.com/koyanagiyu/
The chief editor for Tokyo Nylon Girls.(http://nylongirls.jp/) The world Chengdu panda ambassador semi-finalist (2012). Special knowledge in Shinto culture.(I have license for Shito knowledge test!) Love coffee and chocolate. (I don't drink alcohol unfortunately)

コヤナギユウ
デザイナー、イラストレーター、エディター。
yours-store代表、東京ナイロンガールズ編集長。77年新潟生まれ。生クリームとマヨネーズが苦手で英語が不自由。コーヒーとチョコレートが好きな、神社検定3級、世界成都パンダ大使セミファイナリストカナダ観光局公認ブロガー観光大使。 >>くわしく
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