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2004.04.01 Thursday

師ガッバ化計画

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すっかり春になり暖かくなった。
こうなると道ばたで眠る人、電車の中で車掌より上手なアナウンスをする人なども見受けられる。
そして日本にとって4月は、入学入社などの節目の季節である。

この季節になると思い出す人物がいる。
私にとってこの業界の、というより人生の師匠だ。

私の話を少ししよう。
高校は普通科。卒業後そのまま就職したので出版の基礎知識を働きながら「教室」で学んだ。
もちろんMacも触ったことがなく、絵画や版画、造形は「授業の美術」では上手かったが美術部にも在籍していなかったし、美術やデザインをきちんと習っていないという点で美大生や専門学生にコンプレックスがあった。
そのため最初は「デザイナー」を目指さなかった。

高校生の時に赤裸々な読書感想文と毒舌な講演感想文で校内表彰され、代表として作者に送付されたり、中学の時はクラスのキャッチコピーを考え1年間使用された。
小学生の時だって、忘れ物の多さと授業態度の悪さから週3回は反省文を書かされていたが、文句の付けようのない完璧な反省文を30分で書き上げていた。
そう、もうひとつの特技、文章でやってみようと「ライター」を目指したのだ。

文章構成の基礎や編集の仕方などを、おおざっぱに教室で学んだ。
そこで出会った通称「ガッバ」

講師としてきていたのだが学生ライターで私より年下。
背が小さく髪の毛が異様に綺麗なマッシュルームでドルチェアンドガッバーナの財布を愛用。
みんなに「D&Gの財布はイタイ」と攻められても「初めてもらった財布だから、手放せないんだ」と感傷的に演じるところまでが1つのネタ。
実際に人からもらった財布らしいが、ホントのところは単なる友人の不要品。
きっとネタにはしていたが、本当に気に入っていたんだろう。
この個性的な通称は、小さな身体に不似合いで、そのエロくて華美なD&Gの財布に由来し「ガッバ」となった。

教室の学費が高かったため生徒の年齢層は高く、その中でまだ二十歳そこらのガッバとは師弟関係を結び親しくなるのは自然だった。
私は師ガッバを常に観察して吸収してやろうと目論んでいた。

ライターという職業は「作家」と違い、執筆者の個性を叫ぶ文書ではなく、事実を平等な(時には意図的な)価値観でわかりやすく書き解くものだ。
こんな個性的な彼がライターをしているのも驚きだが、彼の文章構成には独特な癖がある。
全体的に倒置法なのだ。

本来、商業文章というのは冒頭の3行あたりが文章へ入り込むため、「マエフリ」の役割がある。
時事ネタや日常の身近なことなどを触り、その後の本文をより読みやすくさせるのだ。

しかし師ガッバはその伏線にさらっとすべての結論を書いてしまうのだ。
「ミステリー小説の犯人が最初に分かった」様な感覚とはまるで違う。
読者を聡明な人物に仕立て上げてしまうのだ。
つまりこうだ。

マエフリの時点である程度結論が予測できるように無意識下へ働きかけ、「ピン」とくる快感を読者へ意図的に味合わせるのだ。

しかし、彼がもっとも評価を受けていたのはその文章力もさることながら、臭覚と交渉力だろう。
師ガッバは人付き合いが驚くほど上手く、歯に布着せない物言いでも全く角の立たない人種なのだ。
その独特のキャラクターであらゆる人脈を辿っては、どんなところにも潜り込んでしまう。
そう、彼はサブカルを掘り下げるために生まれてきた様なものだったのだ。
物事に没頭すると他のことが何も手に付かなくなってしまうのが、たまにきずだが。

「日本ラブレター産業協会」をご存じだろうか。
月日が経っているので私の記憶もおぼろげだが、もしかしたら正式名称は違うのかも知れない。
「手紙の書き方教室」などの通信講座が、よく雑誌の巻末なんかに載っているだろう。
実際にどんな教材で行われているのかは知らないが、手紙とはいえ文章には豊かな表現力が必要だ。
考えてみれば「文章」とは、文字という記号を使って相手のイマジネーションを揺さぶろうというのだ。

みなさんはどんなときに手紙を書くだろう。
メモのような手紙もあるだろう。
近況を伝える日記のようなもの。
身近なところだとビジネス文書か。
こういったものを書く時、「手紙の書き方教室」を受けたいと感じるだろうか。
ビジネス文書ならビジネスマナー研修の方がいい。

では、考えてみて欲しい。
「手紙の書き方教室」が必要になるような場面を。

繊細で、大切な気持ちを、
素直に、
過剰にならず、
親身に伝える時はどうだろうか。

そう。
「告白」だ。

言葉ではまとまらない気持ちを冷静に伝える「ラブレター」ほど手紙を書くという技術を要されるものはない。
またそういった文章技術力は、感性の問題でもあるため訓練すれば上達するものでもない。

そこで「日本ラブレター産業協会」の出番である。
手紙は本人が書かなければ意味がない。
でも思い通りのものが書けない。
一生ホームランを打ち続けなければない訳じゃない。
たった一度、たったひとりの胸に届けばいいのだ。
そう、「日本ラブレター産業協会」とは「手紙の書き方教室」を受け、なおかつ納得のいく結果を残せなかった人のための受け皿なのだ。

要はプロのライターによるラブレターの代行執筆なのだがかなり徹底されている。
まず、契約ライターは短くとも半年は神奈川県津久井郡の某所へ入寮しなくてはならない。
その間外部との接触はメール、手紙などの文章以外は禁止。
人恋しくなる気持ちを嫌がおうにも強められる。
また、お客様である申込者も同所で1週間の合宿が必要。
ライターと共同生活を行い、ライターは申込者の人となりを観察し、癖や口語体をマスター。
夜23時から明朝4時までは2段ベッドの上と下でお互いの顔を見ずに薄明かりで恋バナをする。
この気持ちの高め方は「あいのり」でも利用されているポピュラーな技法だそうだ。
合宿4日目からライターはラフを執筆、申込者とのすりあわせが始まり7日目で気持ちのこもったラブレターが1通完成するというわけだ。
デリケートな事柄故に「日本ラブレター産業協会」の広告は「手紙の書き方教室」などの会報にしか載っていないという。

これらの情報を私に教えてくれたのはもちろん、師ガッバだ。

こんなアンダーグランドな事業を師ガッバはどこから入手したのだろう。
通学先の大学教授(結婚相談所会員歴15年)から教えてもらったという。
普通こういった事柄はその事実の入手経路が恥ずかしくて誰も口外せず、情報を掴めないものだが師ガッバは持ち前の人望によって教授にその話を引き出したのだろう。

サブカル好きの師ガッバからは連絡が来なくなった。
「日本ラブレター産業協会」を探って神奈川県津久井郡へ行き、巨大なラブレターの形をした建物が藤野町にあるらしいとメールが来たのが去年の今頃だ。
心配はしていない。
おそらく、潜り込むことに成功したのだろう。
もしかしたら働いているかも知れない。

私も、師ガッバのような潜入能力を身につけたいものだ。
そのためにはきっと、師ガッバの歯に布着せないようなオープンマインドさを身につけることから始めたい。
何事も身構えずひらいていこう。

私はここに、さいしょからひらいて、「等身」つまり、同じ大きさで読むということを、ここに明言する。
「師ガッバ化計画」を提示して文章を締めることにする。
追記
-------------
友人よりこんなのを教えてもらいました。
Yahoo!ばぶばぶスタート


-------------
まだ4/1は終わってないけど
バラしまーす。読んでて気づくと思うけどエイプリルフールネタでした。

去年のエイプリルフール、yahoo!のうそに思いっきりだまされてから、私も何か考えようってずーーーっと思っていたの。
考えた考えた。オチから構想を練り上げたよ。
そう、最後の文章の「さいしょからひらいて、「等身」つまり、同じ大きさで読む」がオチ。
タイトルの「師ガッバ化計画」をひらいて→「しがっばかけいかく」
同じ大きさにして「しがつばかけいかく」→「四月馬鹿計画」→「エイプリルフーーーール」!わーい、わーい、ばーかばーか。
でも誰もだまされてくれなかったよ。。長すぎたね…
私に関する事柄以外は全部嘘。私のことは本当。ガッバの話だけでいいのになぜか詳しく書いてある「日本ラブレター産業」は私の持ちネタというか持ち作り話。「日本ラブレター産業」の妄想だけで1時間話し続けたことがあるのでどこかで披露したかっただけ。。。

来年もなんか考えよーっと。

-------------
2004/04/03 一部文章を訂正しました。saiさん、じさんありがとう。
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コメント
>キさん
マジデー?ヤサシイナァ。。

>のっちさん
ほんとにだまされたの??マジで?でもエイプリルフールを意識してなければ疑う理由がないものね。そうかそうか。。
知的というかただの妄想だよ。誤字多いし。ブランド名間違ってるし。文章変だし。
(指摘してくれたsaiさん、じさんありがとう。)
来年も、なんかやります!

>yoshさん
誰だかわかりませんでした。おお、「ケッタイウォッチ(エイプリルフール用のページ)」じゃない!
ラブレターなんてイタイもの書きませんよ。私は。ネタでしか。

>kanekoさんへ
お疲れさまです。とうとう訪れましたね。
最近いろいろ野望が生まれてきたので文章はちょっとまじめに書いていくようにしようと心がけています。まだまだ全然だけど…ツメ甘いし…
もっと読みやすい文章かけるようになりたいのでまた読んでください…
  • you!
  • 2004.04.03 Saturday 01:22
お久しぶりです&おつかれさまでした。
ずいぶん前にブログ教えてもらってたのに、やっと見にきました。

おもしろいっすね。文章もうまいし^^
ただ、読む前にのっちさんにオチを少し見せられたんで・・・あぁ・・・
  • kaneko
  • 2004.04.02 Friday 15:51
ヤベ!!俺もひっかかってる!!

ちなみに「ラブレター代筆」は過去に実際にあっただよ。

1回3000円
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/950.html


ラブレターくらい自分で書きたいなー。
  • yosh
  • 2004.04.02 Friday 14:11
ダマしだったの?
普通に読んでしまった。
『日本ラブレター産業』の年間売り上げ、
給与制度等はどんなカンジなんだろう?
長期拘束されるから、きっと給料は高いに違いない
とか、
依頼主も拘束されんのか?マジか?
とか普通に葛藤してたよ。読みながら。
だまされました。もしかして俺だけ?
良く考えたら、そんな非生産的な会社、あるわけ無いわな。

you!さん、やっぱラーメンズハマるわけだ。と思った。
知的長編妄想ってカンジ?
来年も楽しみにしてるよ〜。
ソウナノー?
スッカリ、ダマサレタワー。
  • 2004.04.02 Friday 11:31
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コヤナギ ユウ YU KOYANAGI
KoyanagiYu Yu Koyanagi:Graphic Designer, Illustrator, Editor, Blogger
twitter. @KoyanagiYuinstagram.com/koyanagiyu/
The chief editor for Tokyo Nylon Girls.(http://nylongirls.jp/) The world Chengdu panda ambassador semi-finalist (2012). Special knowledge in Shinto culture.(I have license for Shito knowledge test!) Love coffee and chocolate. (I don't drink alcohol unfortunately)

コヤナギユウ
デザイナー、イラストレーター、エディター。
yours-store代表、東京ナイロンガールズ編集長。77年新潟生まれ。生クリームとマヨネーズが苦手で英語が不自由。コーヒーとチョコレートが好きな、神社検定3級、世界成都パンダ大使セミファイナリストカナダ観光局公認ブロガー観光大使。 >>くわしく
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